猫と私と昭和と平成。
ネコシッターおだです。こんばんは。
1つ前の記事で、今は5匹の猫たちと暮らしていると書いたのですが、今日はこの5匹よりも前、
実家に住んでいた頃に飼っていた猫たちのお話です。
私と私の家族が最初に猫を迎えたのは、私が小学校5年生の終わり頃のことでした。
それまでにも、ある日どこかからやってきて、勝手にわが家を縄張りに決めた猫が何匹かいました。
(30年以上前の、まだ家庭の電話がダイヤル式黒電話だったころの話なので、その頃はそういう猫たちがけっこうその辺にいたのです。)
猫好き一家だったので、猫がやってくるとみんなウキウキそわそわして、ご飯を用意したり。
寝床用のタオルを敷いた段ボール箱を作成し、いそいそと庭に設置したりして、
勝手にやってきた猫を、半分うちの子としてかわいがっていました。
父も母も若いころに猫を飼っていたので、猫の習性をよく知っていましたし、
私は両親と猫たちから、様々なことを教わりました。
しかし、うちに来てくれた猫たち。基本的には外猫さんなので、やってきたときと同じように、ある日突然帰ってこなくなるのです。
3か月ほどでいなくなる子もいましたし、1年以上いた子もいましたが。
うちにいた長さに関係なく、その日は突然やってきます。
2日待っても、3日待っても、帰ってこない。
心配してみんなで捜しまわるのですが、どこにもいないし、いる気配もない。
「ああ、あの子はもう、うちには帰ってこないんだ」
という、あきらめと寂しい気持ちを何回か繰り返し、繰り返しながら数年がすぎ。
私はとうとう父に「どうしてもちゃんと猫を飼いたい」と頼み込みました。
小学校5年生の冬のことでした。
猫を飼うことに対して、父が私に出した条件は「猫の世話をきちんとすること」
ではなく。
なんと、「塾のテストで3回続けて高得点を取ること」
でした・・・・。え!!
(※私は、その頃はまだわりとめずらしかった中学受験組でした)
けっこう高めのハードルを設定されましたが、猫のために必死で勉強し、出された条件をなんとかクリアしました。
父の思うつぼ?ではありましたが、こうして正式に猫を迎えることとなりました。
長くなってきましたので、次回に続きます!